プロローグ

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全てが彼女の意志なのだろうか。彼女の脳は一つなのだろうか。俺が恋をしているのは「ひとり」なのだろうか。 急に不安になったりしながらも、快楽の波に声を荒げるしかなかった。 「テケリ・リ」 俺の不安を察したのか、ショゴスが何か声をかけてくれた。返事をしようと口を開いたら、気が抜けたのか、射精してしまった。射精の脱力感で薄れゆく視界に映ったショゴスは、満足そうにいくつかの目を細めていた。
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