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帰宅途中、俺は美咲が文房具屋で何をしてたのか
尋ねた。
「美咲？」
「なに、パパ？」
「あの時、文房具屋で何してたんだ？」
「うんとね、可愛いウサギのストラップがあったから、見てたの。」
「欲しかったのか？欲しかったら言えば
買ってやったのに。」
「だってパパ、美咲がお金大丈夫？って
言った時、無理して笑顔見せてたから…。」
(バレてたのか…。)
「だから、迷惑かなって思って。」
俺はそれを聞いて、美咲の頭を撫でながら言った。
「子供が、親に遠慮すんな。俺は美咲に
迷惑なんて全く思ってないぞ。」
「ホントに？」
「あぁ、本当だ。」
美咲は、急に立ち止まり不安そうな顔から安心したかのような顔で、
「パパ！！ありがと！！」
「どういたしまして。」
俺と美咲は手を繋ぎ、夕日を背に歩きだした。
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