fd2 新生活始まります!

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俺と小雪が、驚いた顔で見合ってると、 「パパー?先生とお知り合いなの?」 美咲の声で我えとかえる。 「あ、あぁ…、パパの昔からの知り合いだ。 それより美咲、先生に挨拶しろ。」 「はぁーい!赤井美咲です。 よろしくお願いします!」 「よろしくね。美咲さん。」 「美咲、偉いぞ~!よくできました。」 俺は美咲の頭を撫でる。 「へへ~♪」 (美咲はホント頭撫でられるのが好きだな。) 俺がそう考えてると、 「ちょっと、涼太。」 「どうした?」 小雪は小声で声をかけてきた。 「あんた、いつの間に父親になったのよ」 「いや、いろいろと事情があってだな…。」 「まぁいいわ。もう時間がないから、これ。」 「なんだよ、これ?」 小雪は白い小さな紙を渡してきた。 「私の連絡先よ。今度話聞かせて貰うから。」 小雪は絶対聞いてやるって、顔で睨む。 「あ、あぁ…。」 「じゃあ、美咲さん新しいクラスに 行きましょうか。」 「はぁーい!」 「美咲、初日だからできるかわからんが 頑張って、友達作るんだぞ。」 「うん!まかせてよ!」 「じゃあ、小雪頼むわ。」 「わかったわ。あと学校では先生はつけてよね。」 俺は少しふざけて、 「はいはい、わかりましたよ。小雪せーんせ!」 「もうバカにして!」 俺は美咲の方を向いて、 「じゃあパパもお仕事行ってくるな。」 「うん!行ってらっしゃい。」 俺は美咲と分かれ、会社に向かって歩いく。 (美咲大丈夫かな…?) そう思いながら。
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