fd2 新生活始まります!

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ーーー昼休みーーー 昼休みになり、俺は真司に話す為 屋上へ上がるとそこで、 「涼太!やっときたか!!」 バカがベンチの上で立っており、 意味不明な事を言っていた。 「やめろ、恥ずかしい。」 「なんだよ~、ノリ悪ぃな。」 「もう25でそんなノリできんだろ。」 「いいや!俺はできる!何故なら 永遠の10代だから!」 また意味不明な事を言っているので、 「じゃあ、俺と美咲になにがあったかだが…。」 無視して、話をしだそうとしたが 「えっ…!今のボケに対して無視!?」 「うるせぇ!とりあえず話を聞け!」 「なら、俺を黙らしてみせろ!」 少し…いや、かなりウザくなってきたので 「きけ。」 「ちゃっす。」 「じゃあ、俺と美咲になにがあったからだが。」 俺は話をきりだした。 「………っていうことだ。」 俺の話が終わり、真司が口を開く。 「ふぅーん、今時そんな大人いるんだな、 一発ぶん殴っちまえばよかったのに。」 「俺も殴りたかったが、さすがに我慢したわ。」 「そんな事があったなんて、お前の人生 なんか濃ゆいな。」 「あぁ、確かにこの数週間は濃ゆかったな。」 振り返ってみると、いろいろあったんだな。 おじさんがいきなり亡くなり、美咲に会って 親戚達の話で怒り、それで美咲を引き取った。 (俺の人生でベスト1で濃ゆいわ…。) あと、学校での事も思い出し、 「そういえば、美咲の担任が元カノだった。」 俺がそう言うと、真司が間抜けヅラで 「ぎゃっははは!お前マジか!?なんだよ そのコラボレーション!あっはっはっ!」 真司があまりにも爆笑するので、 「ふんっ!」 「ぐぇっ!」 とりあえず殴る。 「痛いんだけど!?」 「お前が悪い。」 「なんでっ!?」 「とりあえずだ、そういったことがあったから 美咲が心配なんだよっ!」 「そんなのか。」 俺は弱々しく、 「俺はちゃんと美咲の父親やれてるかも わかんねぇし…。」 すると、真司はさっきの馬鹿面から 急に真面目な顔になり、
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