fd3 パパ問いただされます。

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俺は家に帰ると美咲はもう帰ってきていた。 「パパおかえりなさい!」 「おう。ただいま。」 「遅かったね?」 「あぁ、ごめんな。小雪とお話ししてたんだ。」 「小雪先生とお話ししてたの?」 「あぁ。」 「小雪先生はね、とっても優しい先生なんだよ。」 美咲は笑顔で言う。 「そうか、じゃあ電話で小雪に伝えとくな。」 「うん!!」 (あいつが優しいか…、それは納得だな。) あいつはツンツンしてるが根は 優しい奴だからな。そう考えていると、 「パパーお腹すいた。」 「ちょっと待っとけよ、今作るから。」 「はぁーい!」 それからご飯を食べ、風呂に入って 美咲を寝かしつけた後、 pr…ガチャ (だから早いんですけど。) 『なに?』 「すまん、寝てたか?」 『テレビ見てただけ。』 「そうか、今日のこと美咲に話したよ。」 『ふーん。でっ?』 「お前の事とっても優しい先生だってよ。」 俺がそう言うと、 『ぶっ///そんなの先生として当たり前よ!』 案の定照れた。 「まぁいろいろありがとな。」 『気にしないでよ。』 「あぁ。」 すると小雪が急に、 『ところでさ…、今度あんたの家に行っていい?』 「なんで?」 『あんたがちゃんと美咲ちゃんに ご飯あげてるのか見にいくだけよ!///』 「…?まぁ別にいいけど。」 『じゃあ来週行くから私の携帯に、メール 入れときなさいよ!!』 ガチャ!! プー…プー… 「なんだよ、あいつ。」 俺は携帯を置き、美咲の部屋のドアを開け、 寝ている美咲に 「今度先生が、来るってよ。」 寝ているはずの美咲だが笑ったような気がした。 「おやすみ、美咲。」 そう言い、ドアを閉めた。 ーーーその頃城田家ではーーー 「だぁー!なんであんたに作ってあげたいからって 言えないのよ!私の馬鹿ー!!」 悶えていた…。
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