独り身の俺が今日から父親に！

ｆｄ４ 家族が増えて引っ越しをする、そして…

美咲と暮らし初めて約2カ月がたったのだが

(最近美咲の様子がおかしい。)

ここ1週間ご飯をよく残すことが多くなった。
昨日の夜も、

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「ごちそうさま。」

「美咲、今日もご飯残してるじゃないか。
しかも美咲が大好きな唐揚げだぞ？」

「あんまり食欲がない。」

「今日もか。じゃあ片付けるぞ。」

すると美咲は決まって、

「後で食欲がでるから、お部屋に持ってく。」

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そう言って部屋に持ってくのだが、
朝には空の皿を持ってくるのでなんとも
思わなかったが、

「さすがに1週間続くとな…。」

そこで、美咲に聞いてみることにした。

「美咲？」

「なぁに、パパ？」

「今日も食欲がないのか？」

「う、うん…。」

これは体のどこか悪いのだろうか。

「どこか調子悪いかもしれないから、
今から病院に行こうか。」

「それは、大丈夫だよ！」

「でも後から見つかっても遅いんだぞ？」

「本当に大丈夫だから！」

美咲はそうやって声をあげるが、

(いやさすがにダメだな。)

「ダメだ、行くぞ。」

俺は美咲の手を引っ張る。

「いやー！」

美咲が抵抗をする。それを繰り返していると美咲の部屋から

『ニャー』

(今の声はもしかして。)

「美咲、部屋見せてもらうぞ。」

「ダメ！」

美咲は拒否もするも、俺は扉をあける。そこには、

「ニャー。」

小さい子猫がいた。