fd4 家族が増えて引っ越しをする、そして…

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ーー土曜日ーー 「はい!集合!」 俺の声で美咲とリンが、俺の所に来る。 「来週には、新しいお家に引っ越しします。 なので今日は、お掃除をしたいと思います。」 そう声をだすと、 「はぁーい!」 「ニャ。」 「はい。いい返事ありがと。じゃあ美咲は 自分のお部屋を掃除してきなさい。」 「わかったー!」 美咲は元気よく答えると、自室へ戻る。 「じゃあ、俺もやりますか。」 こうして、俺たちの引っ越し作戦が始まった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ふぅ、結構荷物あったんだな。」 俺はリビングの片付けをしているのだが、 「なかなか片付かん。」 なかなかの荷物の量で終わりが見えない。 俺は美咲の様子を見にいく。 「美咲?進んでるか?」 「うん!」 美咲の部屋はもともと荷物も少なかったせいか、かなりの速さで片付いていた。 「おぉー、美咲は片付け上手だな。」 「へへ~♪リンも手伝ってくれてるんだ!」 リンを見てみると、美咲の荷物を 美咲のそばまで持ってきている。 (猫が引っ越しの手伝いってなんかすげぇな。) 俺がそう感心していると、 「パパはもう終わったの?」 「うっ…、もう少しかな。」 「ほんとはまだまたなんでしょー?美咲お片づけ上手だから手伝ってあげる?」 美咲は意地の悪い笑顔でそう言うが、 「大丈夫だ。俺もすぐに終わる。」 俺にも意地があるのでそう言いリビングに戻り、ピッチを上げた。 ーー夜ーー 「ふぁー、終わった!」 俺は缶ビールを飲みながら一息つく。 「パパお疲れ様!」 「あぁ、美咲もお疲れ様な。」 「うん!」 あれから数時間、荷物はまとめ終わり、 後は掃除ぐらいまで落ち着いた。 「そうだ。パパ?」 「どうした?」 美咲が急に俺に聞いてくる。 「お片づけしてる時にパパと小雪先生が 一緒に写ってる写真があったよ。」 「あぁ、それか。」 どこにしまったと思っていたけど、 美咲の部屋に置いてあったのか。
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