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騒乱のポートサイド
「で、今幾島の野郎は今どこにいるか目星ついてんのか?」
宇部が険しい顔つきで尋ねた
「は、はい!現在、幾島ならびにその仲間は横浜市に潜伏してるという情報があがっています」
「横浜??」
「…まさか…」
「おいおい、ちょっとやべえんじゃないですか?」
「…ああ、かなりやべえな」
「何がやばいんすか…」
「…幾島の力は…水場で真価を発揮する…」
「…奴は、数年前…同じ横浜で大規模なテロを企てた」
「そん時は阻止できたが…ダークナイツ一人とアークス隊員数百人のどでかい被害を受けた」
「今度は成功させるべく、また横浜に現れたとしたら…横浜はかつてない惨劇の場と化すぞ」
「急ぎでいってきますわ!いくぞ十夜!!」
鴫田は急に立ち上がり、動き出した
「う、うす!!」
「気をつけろよ鴫田、十夜」
「…ぶちのめしてきますよ」
「同じく!」
「私も向かいます!」
「耀子、お前は柾木の方を任した。権田、柾木と幾島は一緒じゃねえんだろ?」
「はい。柾木は東京で発見された報告を受けています!こちらも複数名いますが、目的はわかりません」
「じゃあ私はそっちに向かいます」
「頼んだ」
「恐らく…剣屋も幾島のいる場所のメドをつけてたはず…狙うとしたら幾島だろ」
(……そっちは3人に任すか…くそっ、人手が足りねえな…!!)
「こんな時に、あいつがいればな…」
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