祈り

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いつもあなたは遠くを見ていました その視線の先を目で追って見ると 川が流れてました その先に空がありました そのまだ先に何かあるのですか? 何時間もそこで外を眺めている姿を わたしは煙草を吸いながら見ていた 煙がやけに目にしみたのか 時折上を見上げて涙が零れないよう堪えてた気がする あんなに吸っていた煙草も あなたは生きたい為にやめましたね わたしは負けないんだって 家に絶対に帰るんだって… 主治医に話を聞かされてたわたしには、奇跡を祈る事しか出来なかった… ただ、あなたの前では絶対に涙を見せません それがあなたの希望だから
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