誰もが思うこんなはずじゃなかった世界の始まり

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夕暮れ時 季節は夏 プラズマランチャーは起動した。 射出されたカプセルは放射線状に滑空し 七色に輝きながら迸る しかし、月面場基地にアラームが鳴る 「こちら月面場基地、高密度物質エネルギー鏡面に異常負荷が……」 ゆあが乗るカプセルはその瞬間ワームホールを通過する しかしそのあと、プラズマ砲はワームホールを 外れ、月を貫いた 「月が……」 運悪くプラズマ砲は月の核に命中 月は核が砕け、散々に分裂し その一部が地球の引力に引き寄せられていく 大気圏に入り、火の尾を引きながら地上へ落下していく そして月の片割れは業火のごとく地上に落ちた。 「そんな…地球が割れてる」 ワームホールに入ると 目の前には、自分の姿が何度も何度も重なり映る 不思議な世界がいつまでも続いた…… ………………………………………………………… ……………………………… ………………原点をつないで平行面が折り曲がった世界 ここは、どこ?、
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