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燃え上がる村、逃げ惑う人々。
泣き叫ぶ子供たち、あたりには死体が転がっている。
目の前には泣く気力もなく、ただ私を見つめている少女がいた。
私はその少女の首元に
「あや?」
あやは声をかけられはっとした表情を浮かべた。
「大丈夫か?」
「う、うん・・・ちょっと疲れたみたい」
「かなり強い魔力の刀だからな、無理もない」
ハクはあやの目の前で座った。
「乗れ、これから忙しくなるぞ」
あやはなんとかよじ登るとハクは来た道を戻るように走っていった。
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