晩夏

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「何年、お前と一緒にいたんだよ。そんなのすぐ見つけてやるよ。」 そう、俺は手伝ってた時に未加が1番可愛がってた 曼珠沙華があった。 それは毎年咲くので、未加は凄く嬉しがってた。 『私が死んだらこの曼珠沙華たちの面倒、お願いね?特にこの子。枯らしたら許さないからね。』 なんて、言われた。遠回しにこの子は私だから 気づいて。 って、絶対いってる。 だから今年も探して、愛して面倒を見るよ。 時々、辛くて嫌な時もあるけど そんな時は未加の曼珠沙華をめいいっぱい 可愛がってやる。 さて、帰るか。 「じゃあな、そろそろお前も帰る時間だ。____未加。」 『そうね、帰るわ。あなたも気をつけてね。_____優。』 強い風が吹いて。俺らの夏が今年も終わる。
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