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山道は緩やかな坂道。
未加は人気のない彼岸花の世話をしていた。
俺も手伝ってた。
思い出に浸ってたらいつの間にか彼岸花が咲く
場所が見えてきた。
「もうそろそろ、着くか。」
独り言がでた。何年一緒にいたんだよ、畜生。
独り言が多くなってきた...。
「よう、元気か?俺は元気だ、未加。」
「お前がこんな所で私の墓を作ってとか、無茶ぶり言うなよ。」
俺は亡き未加の墓に向かって話しかけた。
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