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別れてからの一年の間に、彼は合コンをしていて、そこで彼のことを好きだという女が現れたという。ここではその女のことをA子さんと呼ぼう。
A子さんは、彼とは違う会社の女の人で、年は私より年上で、彼の年に近いという。
30代手前だったかしら。
彼のことが好きで、何度もごはんに誘われたが、彼は二人で行くということはせず、ほかの合コンの時一緒だったメンバーを連れて飲みに行っていた。
しかし、彼女からのLINEは途絶えることなく毎日送られていた。
結局のところ、丁寧に彼女にお断りして、一応関係は終わったらしい。
もう私の不安はマックスである。
ほら!やっぱりモテるじゃありませんか。
モテるんですよね!あなたは!もう私は不安でいっぱいですよ!
わかりますか!
と言いたかったけどいえるわけもなく、「大変だったね」の一言で終わる始末。
そして寝ようとしたその時さらなる動揺を引き起こされるわけだ。
また彼の一言で。
「俺、ぐみちゃんと別れた気がしないなあ」
なんということでしょう。混乱はマックスである。
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