10人が本棚に入れています
本棚に追加
返信
それからというもの、毎週土曜日は会っている。
ただ付き合っているわけではない。
なぜなら付き合おうという一言はないし、お互いに好き、愛してるの言葉もないのだから。
本当は言いたい。
でもタイミングがつかめない。
果たして私は言っても言っていいのだろうか。
もし、この毎週のことがなくなったら不安になってしまう。
でも私は彼のことが大好きだ。
愛しています。
そんなことを考えていたら、もう電車を降りる時間になってしまった。
今日の妄想は妄想ではなく考え事になってしまったな、と思いながらふと携帯を開いて
「今日なにも予定ないよ!仕事終わったらそっちに向かうね!」
返信をした。
そして再び、会える喜びに浸りながら仕事場に向かうのである。
最初のコメントを投稿しよう!