第1章

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彼女の家までの道のりは、僕にとっては楽しい。 あって今日は何を話そう。そんなことを考えるだけで、気持ちがほころぶ。 公園で子ども達が風船玉を蹴って遊んでいる。 僕はもうボール遊びなんてする年でもないけど、もし、彼女の病気が治って外であんな風に一緒に泳ぎまわることができたら、どんなに幸せだろう。 でもそれが不可能なことは理解しているつもりだ。
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