アマノウズメノミコト

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「でも神様にそんなことしても、すぐに消えるから別にいいじゃん」 夏鈴は悪びれる様子もなく、不貞腐れた様子で下着雑誌に目をやった。 「だからね神様にそういうことをしたら罰当たりだって。一応私だって神様なんだし」 「またでた、私神様だから偉いぞ発言。さっきまで神様のくせに彼氏いなくて私に嫉妬していたくせに。偉そうに恋愛語ってますけどね、現時点では彼氏がいる私のほうに分があるんですからね?」 「それ言います? もうすぐ付き合えるんだから。ウリエル様、私のデートの誘い受けてくれたんだから!」 「日本の神様がキリスト教の天使のことが好きになるって……もうそろそろご飯だから、1階に降りるね。ばーい」 怒れるアマノウズメノミコトをそのままにして、リビングに降りていく夏鈴であった。
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