2人が本棚に入れています
本棚に追加
「でも神様にそんなことしても、すぐに消えるから別にいいじゃん」
夏鈴は悪びれる様子もなく、不貞腐れた様子で下着雑誌に目をやった。
「だからね神様にそういうことをしたら罰当たりだって。一応私だって神様なんだし」
「またでた、私神様だから偉いぞ発言。さっきまで神様のくせに彼氏いなくて私に嫉妬していたくせに。偉そうに恋愛語ってますけどね、現時点では彼氏がいる私のほうに分があるんですからね?」
「それ言います? もうすぐ付き合えるんだから。ウリエル様、私のデートの誘い受けてくれたんだから!」
「日本の神様がキリスト教の天使のことが好きになるって……もうそろそろご飯だから、1階に降りるね。ばーい」
怒れるアマノウズメノミコトをそのままにして、リビングに降りていく夏鈴であった。
最初のコメントを投稿しよう!