俺、元営業職。今射的の景品

レビューをいただきました。

マチルダ@夏イベ爆走中さん [「 俺、元営業職。今射的の景品」へのレビュー]
2017/6/9
この作品の特筆すべき点は、筆者の恐ろしいほどの『民俗学』と『神話』に対する深い見識と、独自の見解だと。

→フォローありがたいです。

なぜ、主人公とヒロインが射的の景品になっているのか。
単純に言えば、神隠しからの……転生。これ、実は七夕伝説が下敷きになっているという。
七夕伝説にある『結ばれれば、世界が滅びるゆえに結ばれてはいけない男女。ゆえに引き離された男女』
主人公とヒロインはコレが下敷きになっており、運命を知ったヒロインが、運命を変えるべく奮闘するというのが、かっこよくて堪らない訳です。
対する主人公は、結ばれてはいけないんだからと、やる気あるのかないのかわからない態度で、最初はイライラしましたが、ある人物により
『結ばれてはいけない男女の真実はこうだ。結ばれれば、救世主が生まれるんだよ。それは時の権力者にとって、自分の時代を終わらせる者。既存の世界が滅びることは、新しい世界が生まれること』
そう伝えられ、もう、そこから俄然やる気を出して、あんた誰よってぐらいかっこよくなるわけですよ!!

→かっこよくなるんでしょうか。トホホ