オレ。 親友。 贖罪。

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人と会話する気も失せた。 あの頃、アイツに対して不用意にかけた言葉。 それが、そのまま自分に跳ね返ってきて、誰とも絡めなくなる。 恐れおののく。 この世界は非常に危うい。 自分の浅はかな行動で、死を選ぶほど傷つく相手がいるという事実に。 他人と接するのが、怖くて怖くてたまらない。 誰も傷つけたくない。 傷つけられたくもない。 もう嫌だ。 二度と。 こんなこと。 生きていること自体が、苦痛になる。 誰にもバレたくない。 隠れていたい。 こっちを見ないで。 オレに気づくな。 暗闇の中で朽ち果てる精神。 人知れず死んでいく存在。 それでいい。もう、それでいいよ。 ……あぁそうだ。 あの頃オレはきっと、モグラになりたかったんだ。
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