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俺はこの三ヶ月を思い出す。
~三ヶ月前~
俺の名前は『レイ・G・グリード』、南の傭兵王国の傭兵だ。年齢は14歳、男で髪は銀髪。ギルドランクはXXXランク。マナの量はメチャメチャ多いがどういう訳か精霊法術がうまく発動しない。よって、剣術と格闘技を主体におく。
この前の戦争で活躍して武勲を傭兵王から『第88代闘武士』の称号を頂戴する。闘武士とは傭兵王国での英雄で数年に一人しか授与されない。
~ガゼル傭兵王国(城内閲覧の間)~
広々としたガゼル傭兵王国の城内閲覧の間には『アザラク・D・ガゼル』傭兵王と側近しか居ない。ガゼル王は眉間にシワを寄せ、側近に聞く。
「なぁ~ダメ?」
「陛下!諦めて下さい!」
「はぁ~」
ガゼル王は諦め顔で言った。
「第88闘武士、レイよ!四年間の武者修行を命じる!四年間はガゼル傭兵王国に戻る事を禁じる!」
「はい!」
弱り顔でガゼル王は言う。
「でもでも、手紙はワシにくれ!寂しいからのっ!」
「はい!手紙は送ります!」
「うん、うん。気を付けてな!」
「はい!行って参ります!」
俺は年齢が若い為、四年間の武者修行を命じられて旅に出た。
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