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植物惑星D2045Bでは最大距離10万キロメートル、最短距離3万キロメートルの楕円形の軌道でその小さな矮星を回っていた。
小質量である植物惑星D2045Bには通常は大気はない。とはいえ小惑星の衝突を回避するために植物惑星では種子やガスを飛ばして軌道を変えることもあった。
太陽光が増加するにつれて二酸化炭素が重要となってくる。ATPとそれ自身を組み替える光合成システムの維持のために。
二酸化炭素は植物惑星D2045Bの貯蔵庫の3%を占めていた。
二酸化炭素は貴重だった。酸素と同様に。惑星が大気を持たないのはそのためでもあった。
植物惑星D2045Bでは一部の植物組織を壊死させることで二酸化炭素やアミノ酸あるいは水分などを確保していた。
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