第1話 創設者の死

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・・・・。中はいたって普通の列車だ。特に不思議なところはない。 乗客が誰もいないというのを除いては… ???『おや、君は生きているのかい?』 不意に声をかけられた、その上奇妙な会話。 『はひ!?』 ???『・・・。君は、一体。 ・・・・・。修羅・・か?』 しゅ、修羅?誰?なにそれ、一体どゆこと~ ・・・・ー>>ー (修羅)『よくわかったな(いやわかりません。ってか分かりたくありません。あなた誰ですか!!って声が出ねえええええ)』 ???『・・・・。なるほど死者の魂を半分受け継ぐ者ですか? この列車は現世の生きている人には見ることも触れることも感じることもできません。 あなたは風貌からして生きているものだと思っていましたので、何故に?と思いましてね・・・ 修羅ですか?』 (修羅)『勝手に話を進めないでくれ。というか一体どういうことだ?(ごもっともよくわからない。なにこのアニメ的展開は・・・・)』 ???『修羅は薄毛山警察署の警官です。貴方は死んだんですよ?』 (修羅)『何を言う、俺は生きている。見ろ!!(いや死んでるんだけど・・・)』 ???『いや、既に死んでいる。とある清掃員の肉体と、新鮮な現世の魂によって無理くり復活させられた哀れな霊体となって今は生きているだけだ。』 さりげなく罵倒された!? (修羅)『・・・・。まぁいい、でなんだ?』 ???『いや、知らんよ。そっちが勝手に出てきたんだろ?』 (修羅)『戻る。』 ー>>ー・・・・ 死んでいるのに気づかないのに、戻れるんかいw 『い、一体何が起きているんですか?』 ???『それはこっちのセリフだよ!!ヘルプウールの仕業かい?』 『ご存知ですか?』 ???『ご存知もなにも、ここの車掌さんはそのヘルプウール創設者だよ!! って、アンタよく見たら創設者にそっくりだね』 『息子、です。多分・・・』 ???『息子?あぁはいはい。はぁ・・・ 何となく読めてきたぞ?確かヘルプウールの会長は問題を起こして辞任させられクビになり、会長不在が何年も続いている。会長候補に君が選ばれる。だが君は創設者の息子。 何故創設者にその話が来るか疑問に思い且つ創設者の謎の死にも疑問を抱く。 その解明に今来ている。』 『なぜ・・・』 ???『まぁ我々もそっち側の人間だったからな。自己紹介が遅れた。 私は、ここの案内をやっている"薄毛哲郎"だ。』 『はぁ』
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