第1話 創設者の死

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『"ブラック企業"と"闇企業"について何か知ってますか?』 薄毛『・・・・。それが、"ヘルプウール宗教"の刺客です』 『え?でも今共存しているような雰囲気だったけど・・・』 薄毛『それが彼らの手口です。悪質極まりない。 そう、この先の薄毛山登山専用コテージにはヘルプウール商会の会議室が組み込まれています。今ちょうど会議中でしょう。どうやら今度のターゲットはそこらしいですよ?』 先日、ヘルプウール商会、書記の誰かさんが鉄筋落下で死んだとか… 安心を突いて突き落とす。そういう手口なんですよ!!』 僕が"闇企業"に就職して行った行為はヘルプウール絶滅につながることだったのか!? 下山『なるほど、よくわかりました。』 『また、出たああああああ』 下山『なんだ、まるで化け物のように…』 薄毛『失礼ですが・・・』 下山『ヘルプウール商会、死神代行役員の下山卓也と申します。』 薄毛『はぁ』 下山『この前沢は"闇企業"の"西田"という男に殺されたんです。彼に話を聞いてみると中学生のクラスメートとかで何か金を賭けてたとかで守らずで殺されたとか… ですが、普通に考えてそれはないのではと思って、潜入調査を蘇生がてらお願いしたんです。』 薄毛『・・・・』 下山『何故前沢が殺されたか分かりました。彼らはヘルプウール宗教団体の方たちだったんですね?ヘルプウール宗教は世界に通用する最高の慈善活動を行う宗教団体と聞きます。後ろ盾はすごく立派で危うい仕事でも難なくこなせている。 前沢がヘルプウール創設者の息子だとあらかじめ知って…』 薄毛『狙われたと?なるほど。』 下山『ところで、何故犯行は鉄道の中だったんですか?』
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