使ワレテイナイグラウンド

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使ワレテイナイグラウンド

中学1年になった僕 着物の女から1年、金縛り心霊現象一切なく過ごしてきて、あれは心霊の関係ないただの夢ではなかったのかと思い始めていた 僕の中学校は山の上の森に隠れている 中学校の脇には誰も使わないグラウンド 僕はここが怖かった、友達と来てもグラウンドを見ないように、早足や駆け足で通りすぎる ある日、ゴミ拾い作業がありグラウンド回りをやる事になった 誰かと一緒に居れば怖くないと思い友達を誘う 友達3人でゴミ拾いをしてるとつい夢中になり、気がつくといつの間にか1人なっていた 使われていないために、雑草が生えまくった薄暗い駐車場 夏なのに寒い 『近づくな』 誰かの声がする 僕は急いで来た道を戻ろうとする パキッ パキッ パキッ 誰かが小枝を踏む音 誰もいない 恐怖がこみ上げ走る 学校の敷地まで50メートル 必死に走る 学校の敷地に入り振り向く 入り口が塞がっているはずのグラウンドに スーーーと黒い影が入っていくのが見えた 確認することも出来ず僕は校庭に行く クラス全員がゴミ拾いを終え集まって僕の事を待っていた 恥ずかしくなり、急いで友達の近くに行く 解散の号令を聞き、帰るなか何故置いていったのかと友達に聞いた すると、友達はきょとんとしながら 「いや、集合かかった時一緒に戻っただろ?忘れ物して駐車場に戻ったのか?」 僕はわけもわからず、その頃流行っていたドッペルゲンガーかと思い、怖さでさらにグラウンドには近づかなくなった
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