一枚足りないわぁん

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「うぅぅん。一枚、二枚、三枚……ううん、一枚足りないわぁん……」 「イオラにゃん。これこれこれにゃ。  ミーにゃんがさっきから寝言をいい続けているのにゃん。  見ても判るように、にゃあんか妖精というよりも」 「本当。まるで妖怪にでもなったようなセリフねぇ。  一時的な発作かしら。直ぐに治るといいのだけれど」 「発作とはにゃ。おいたわしや、ミーにゃん」 「それじゃあ、ミアンちゃん。  今ワタシたちがミーナちゃんにしてあげられる精一杯のことをしましょうね」 「うんにゃ」  ぱんぱん! 『どうか神霊ガムラにゃん様。  ミーにゃんが『うらめしや』さんでにゃにか美味い物にありつけますように」  ぱんぱん!  おっしまいにゃん!
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