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……ということはなく、毎日玄関までわざわざ出迎えに来てくれた。 そして昨夜、ようやく平熱まで下がった。 今日あたり何か話があるに違いない。 微かな緊張を胸に、仕事から帰って玄関の戸を開ける。 最初に目にしたのは、三和土の向こうに三つ指ついて頭を下げた彼女の綺麗なつむじだった。
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