ユメヨミ記

コダマはチョウテンにやり終えた休暇の宿題を渡したらしい。だから新学期初日に宿題を持ってこられなかったのだ。このことはコダマ本人ではなく別の級友から聞いて識った。コダマは今日もチョウテンたちと一緒に帰っていった。

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不必要に謝られるのは苦手だ。謝られているこちらが息苦しくなる。そうコダマに云うと、ヨミヒコは僕を厭いなのかと云う。そんなことは云っていないじゃないか、ただあんまり謝られるのが厭なだけだと答えると、「ごめん」と、また謝られた。

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声の大きい者がいつでも勁(つよ)いのだ。