ユメヨミ記

16/225
前へ
/225ページ
次へ
先生の書庫で本を読んでいると、忍び笑いや囁き声があちこちから聞こえてくる。優れた書物には魂が宿るのだと、先生は教えてくれた。優れた文章は一つ一つの言葉が生きている。その魔力が匂い立つほど満ち満ちている。妖しく幻想は(うごめ)く。だから魂は宿るのだと。image=510670434.jpg
/225ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加