第一章 欠けた月

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「浅見さん、可愛いでしょう」  俺は、柴田を睨んでみる。 浅見は、顔は可愛いのかもしれないが、自己中心過ぎる。 浅見は、仕事を完璧にすれば、人間関係など無視という態度であった。 「可愛いのと、一緒に仕事したいは別物だよね」  俺は、浅見と一緒に仕事をしたくない。 浅見は、仕事は完璧であるが、熱意も誠意もない。 「……氷花に言われると、微妙だね」  どういう意味であろうか。
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