episode220 調教の痕

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「怒らないさ――2、3日いない間に僕の宝物がグチャグチャにされたりしてなきゃね!」 シャツのボタンを外し 首筋を辿る手が 「ンッ……」 また一つ 今度は激しい情事を見せつけるが如き 赤黒いキスマークを見つけて止まった。 「これが……彼を食い止める方法か!」 「九条さん……」 彼は決して僕を責めてはいなかった。 むしろその逆だ。 「僕のせいだ」 「違うよっ……」 「違わないだろ!」 彼が怒りをあらわにするのは 決まって自分に非があると認めた時だ。 「僕の秘密を守る為に君が犠牲になるなんて……」
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