episode220 調教の痕

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話しの大筋は間違ってはいない。 だけど彼に申し訳ないと頭を下げられる度 「やめて……お願い……謝ったりしないでよ……」 えもいわれぬ罪悪感に苛まれ 僕の心は痛んだ。 「ダメだ。僕が一番に守るべきは君なのに……君にこんな仕打ちをするなんて」 カメラの向こうの王様は さぞかし笑っているはずだ。 「僕が間違ってた。もう君に我慢させたりしないから」 「九条さん……」 本来ならこのまま何も言わず 黙っていたってよかった。 僕は被害者。 真実の愛を守るために犠牲になった 純真な恋人。 だけどそれじゃ お話にならないって分かってる――。
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