援軍

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足利光圀は北条氏政からの援軍要請を受け取ると、御所に居る重臣を集めた。 光圀「戦じゃ。広忠は兵糧の準備、広数は領主との連絡、広康は上杉への先触れ、資胤は兵をまとめよ。」 一同「はは!」 光圀「広数!陸奥・出羽は平定して間もない。そのまま兵農分離を進めさせよ。(佐竹)義重・(里見)義弘・(宇都宮)広綱は兵をまとめて待機じゃ。」 水戸広数「すぐに全領主に連絡の手配を致しまする。」 光圀「広康!上杉には、これを機に西上野の武田を攻める算段を致せ。広康が輝虎殿と会って話せ。北条氏政殿には『すぐに行く』との書状だけで充分じゃ。」 水戸広康「北条氏政殿への書状の手配を配下に託して、早速越後へ飛びまする。」 光圀「資胤!下総衆全軍で出撃じゃ。北条氏政の援軍に向かう。」 那須資胤「すぐに支度を致しまする。」 光圀「広勝!我も出撃致す。支度を致せ。」 水戸広勝「はは!」 光圀「広忠!御所の留守居を頼む。」 水戸広忠「はは!」 光圀「以上!」
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