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透瑠は大好きだったサッカーだけでなく
こういう時に支えてくれるはずの
彼女まで失ったのだ。
彼女が好きだったのは
"サッカー部の次期キャプテン"の透瑠。
チームメイトの誰よりも
熱心に練習していたことや
試合の最後まで諦めない闘志。
透瑠が身体を張って
懸命に努力してきたそれらは
彼女にとって
なんの価値もなかったのか。
彼の頑張りをマネージャーとして
身近に見てきた私は
悔しくて悔しくて
彼の前で泣いた。
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