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「あっ、……ゃあぁっ」
容赦なく責められて息も絶え絶えな私に
全身をぶつけるような律動を繰り返す。
「茉麻…?俺の名前を呼んで…?」
「あっ、き……ろさんっ…、だめっ…」
やっとのことでそう言うと
私の記憶はここで途切れた。
力の抜けた私の身体を何度も揺らして果てた後、
その身体を抱きしめて
「ずっと……こうしたかったんだ。茉麻、愛してる」
彼がそう言っていたなんて
私は全く知らなかった。
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