砂を噛む

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「あら」 夫の上司の奥さんに 呼び出されたというのに 少しも怯むことなく 愛理の隣にいる私を見て 一瞬だけ開いた瞳。 でも次の瞬間、 まるで私の存在はなかったかのように 愛理と向き合った。 「それで?奥様が私に何のご用でしょうか」
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