砂を噛む

10/16
前へ
/97ページ
次へ
今の今まで 私の存在なんて無視していたのに。 「あなたにだったら、透瑠も答えてくれるかもね。 …ああ、でも今は お兄さんの方と付き合っているんだったわね」 「…なによ、それ」 「あら、お友達なのにご存じないの?」 透瑠と一緒にいる時とは 全く、違う。 あの儚げな雰囲気は 演技だったのか。
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加