砂を噛む

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「透瑠のお兄さんとも、もう寝たの?…あんたって昔からだらしないのよ、そういうところ」 ありもしないことまで責められて そのうえ 愛理が私のことを そんな風に思っていたなんて。 もうだめだ。 愛理のことが好きだった。 かわいくて 真っ直ぐで 汚れを知らない。
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