4月13日(水)午後7時28分

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「鏡司、安請け合いして大丈夫かよ~?」 「まぁ未成年者の契約行為だからな、  なんとかなる。」 「あ、モシモシ~、マリさ~ん。」 マリ・・・さん? 『さん』だと~! 『さん』って敬称として使われる『さん』の事か! 「ウンウン、取り返せるって~!」 「ちょ、ちょっと待て!」 慌てて摩子の肩をつかんだ。 「あ、マリさんちょっと待ってて。」 一旦通話を保留にし、 「・・・何?鏡ちゃん?」 摩子はこちらを振り向いた。 「友達って同級生とかじゃ無いのか?」 「違うよ~、バイト先の友達だよ~。」 「ちなみにその子いくつだ?」 「えっとね~、鏡ちゃん達のいっこ上だったよ~。」 未成年者じゃ無い! 俺達の1つ年上ならば、今年21だ! 俺の考えていた作戦が使え無い! それに、それは友達とは言わない! バイト先の同僚とか先輩と普通は呼ぶ! 「オーディンよ・・・それでは無理だ。」 オーディンとは摩子の幹部名である。 「え~!もう出来るって言っちゃったよ~!  ダメだよ!何とかして!」 「何とかしてって言われてもだな・・・。」 「とにかくダメだからね!  ちゃんと取り返してよ~!」 そこまで言ってから摩子は通話を再開した。 「マリさんゴメンね~、それでね~・・・。」 内心『くそっ!このガキぃ~!』と考えて、 握り拳を作ったが・・・、思い止まった。 簡単に考えてしまった俺にも責任が有る。 「オーディン、オーディンよ!」 「も~何?鏡ちゃん?」 「とりあえず情報が欲しい。  これから色々と質問していくから、  聞き出してくれ。」 「了解で~す!ビシッ!」 と言って摩子は敬礼した。 「んで、何とか成りそうなのか?」 龍成が俺の隣に腰掛け聴いてきた。 「・・・判らん。とにかく考えるしかないな。」 「まぁ、頑張ってくれ。」 と言って龍成はコーヒーを口に運ぶ。 他人事だと思って軽く言いやがって・・・。 さて・・・、ど~しよ~!
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