恋人宣言-2

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「マジで?姉ちゃんたまに風呂上がり、下着姿でリビング歩いてるぞ。何か変なパンツ履いてるし」 その言葉に、俺はすかさず反応して片方の眉がピクリと上がった。 「そんな事で幻滅なんかしないけど、それより豪、お前二度と莉菜の下着姿見るなよ」 豪が弟だからって、そんな事は一切関係ない。 弟だろうが、男は男。 「は?お前が引っかかるのってそこ?いや、俺だって見たくないけど姉ちゃんが……」 「ていうか、莉菜の家そろそろ出たら?いつまで住む気だよ」 さっさと愛ちゃんと同棲でも何でもすればいいのに。 いつまでも莉菜の家にいられたら、俺が困る。 「まぁ、それはその内。金が貯まったら、出て行くし。あ、お前まさか姉ちゃんと付き合い始めたからって、一緒に住んでる俺の事邪魔者扱いにしようとしてるんじゃ……」 しようとしてるじゃなくて、してるんだよ。 思いっきり。 「愛ちゃんと同棲すれば?金貯めてなくたって、愛ちゃんだって仕事してるんだし同棲ぐらい出来るだろ」 俺は簡単にそう言ったけど、何やら事情があるのか豪は頑なにそれは出来ないと言い張った。
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