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結局俺はそれ以上の事は聞かずに、話題を変えてその話はそこで終了した。
風呂に入ってからは、先にサウナでがっつり汗を流していた諸橋さんと合流した。
普段よりよく喋る諸橋さんの話に俺と宮本さんで所々突っ込みながら、あっという間に時間が過ぎた。
諸橋さんの長めの風呂の時間に俺も宮本さんも何とか付き合い、部屋に戻ってからは男3人で夕食まで早めの晩酌タイム。
「やべ、ビールうまっ!温泉最高!」
「女の子達はまだ戻ってきてないみたいだね。あ、エステもやるんだったっけ」
「エステかぁ~ツルツルの肌になって出てくるんだろうな~。3人ともスタイルいいけど、やっぱ俺の好みは断然莉菜ちゃ……」
「諸橋さん、莉菜の事エロい目で見んのやめて下さい」
即座にそう突っ込むと、諸橋さんはビールを旨そうにグビグビ飲みながら絡んできた。
「何だよいいじゃん見るくらい。ケチ」
「ダメです。視界に莉菜を入れないで下さい」
「お前さぁ、あの長くて細い美脚を独り占めしてたらバチ当たるぞ」
……何のバチだよ。
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