何度でも君に恋をする-2

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「……類、ごめんね」 「何に謝ってるの?」     「……一緒にいれる可能性を諦めて、別れようって言った事」 何度謝っても、後悔が残る。 もちろん、謝る事で罪悪感を打ち消したいわけじゃない。 ただ、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいだった。  「本当だよね」 「え……」 「今思えば、相当ムカつくんだけど。莉菜にとって俺の存在なんて、すぐに諦められるようなものだったんだなって」 「……っ、違うよ!そんなんじゃない!」 ベッドに寝そべりながら私の隣で淡々と私を責める類は、余裕の表情で私に聞き返した。     「ふーん。じゃあ、どの辺が違うのか、説明してよ。俺にもちゃんとわかるように」 「……逆だよ。諦めたくても、諦められそうになかったから。だから、結局別れようって言葉だって、ずっと考えてはいたけどなかなか言い出せなくて……」 そこまで口にしたところで、類は私の言葉を遮るかのように深いキスを重ねてきた。
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