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「え!類くんとヨリ戻したの!?」
「……うん。おかげさまで」
「良かったじゃん椿!もう、類くんと血の繋がりがあるって聞いたときは、これは椿一生独身決定だなって思ったけどまさかの大逆転だね!」
「……」
「私本当に心配してたんだからね!椿みたいに料理も家事も出来なくて仕事しか興味ありませんみたいな女を相手にしてくれる人なんか類くんしかいないのにって本気で思ってたんだから!」
類と復縁してすぐにその事を美月に報告した。
美月はいろいろ失礼な事を私に対して言い放ったけれど、凄く喜んでくれているのが伝わってきた。
「で?同棲を始めた感想は?」
「……何か、毎日新鮮」
復縁してすぐに私達は一緒に住み始めた。
新しい家を探そうかとも思ったけれど、そんな時間はなかなか取れない。
おまけに私には引っ越しをする時間もなかったから、類の方が自分の住んでたマンションをすぐに引き払って、私の住んでるマンションに引っ越してきてくれた。
「でもまさかすぐに同棲始めるなんてね。急展開過ぎない?そんな焦らなくても良かったのに」
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