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「祈莉、飯食った?」
「や、これから」
「俺も。一緒に食お」
「うん」
小野とは週三くらいで、一緒に食事をしている。昼時の学食は混んでいたけれど、何とか二人分の席を確保して注文カウンターに向かった。
「祈莉何食う?」
「んー……小野は?」
「ラーメンセット」
「がっつりだなー」
「祈莉ももっと食えよ。また痩せたんじゃね?」
「そんなこと、ない」
測っていないから分からないけれど。
「うどんにしよっかな。安いし」
「何、金ねえの?」
小野の言葉に、一瞬、表情が強ばったのを自覚して。
すぐに僕は、笑顔をつくった。
「ないよ。全然、ない」
うん、事実だ。

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