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「店長はもう少しで戻ると思います。戻り次第お伝えしますね」
「ありがとうございます」
「では、お好きな席にどうぞ」
「はい」
僕は小野を振り返る。
どこにするか、目で問いかけると、小野は窓際の席を指差した。
「せっかくだし、景色いいとこのがいいだろ」
これで、と爽やかに笑って。
「祈莉が女なら完璧だな」
意地悪を付け足してきたので、反射的に僕も言い返した。
「悪かったな、男で」
「ああ、でも、祈莉なら女子に見えなくもないからいいか」
「よくないっ」
綺麗な夜景を前にばかなことを言い合ってから、小野と僕は窓際のソファー席に腰を下ろした。

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