こんな怪談

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 数日後の朝刊には、 『Q町の栄寿司の老母、劇薬を誤飲(ごいん)して死亡』 『X町のN団地で、主人が投身自殺』  といった記事が、すみっこの方に載っていた。  それを読みながら恭子は、 「おめでとう……」  何も無い部屋の窓に立つと、ほっこりした心境で外を見た。
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