3人が本棚に入れています
本棚に追加
その夕方、Q町にやってきた恭子が薬局に入ろうとすると、一人の男が立っていた。
栄寿司の店主だった。
「どうかされました?」
「とにかく中に入れてくれ」
恭子は、イヤな予感を感じながら、店主を薬局に入れた。
「あんたが渡した劇薬で、内のばぁさんが死んだんだ。つまり、あんたがあんな物を渡さなかったら、ばぁさんは死ななかった……。オレの言ってる意味、分かるな?」
「つまり……私を脅迫してるんですか……?」
最初のコメントを投稿しよう!