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ひたすら前だけを見つめ歩いていると、いつの間にか駅にたどり着いてしまっていた。 「鈴蘭……?どうかした?」 心配げな誠悟の瞳を見つめ返し、鈴蘭は唇を開いた。 「誠悟……」 「うん」 「今日、誠悟の家に行ってもいいかな……」 誠悟は一瞬目を瞠ったがすぐに首を縦に振った。
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