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誠悟は空いている方の胸の粒も指で押しつぶした。 親指でぎゅっと強く撫で上げられると、両胸に感じる刺激に、鈴蘭は激しく身悶えた。 時折、誠悟がそんな反応を確かめるように鈴蘭の顔を見上げてくる。 「鈴蘭──」 誠悟のどこか怯えたような、しかし飢えた獣が狙った獲物を射すくめる目。 ひと思いに食べられてしまいたい──、鈴蘭は誠悟の頬を両手で包むと、しっかり反応して涙を流し続ける自分の中心へと彼の顔を向かせた。 「見て、誠悟。誠悟にされて、僕、こんなにも悦んでる──」 大きく両脚を開いて、歓喜の証を誠悟へと示す。 「あ──、鈴蘭……。本当に……」 「本当に。誠悟に愛されたくて、迎え入れたくて、僕のここはこんなにもはしたなくなってる……」 誠悟からごくりと喉を鳴らす音がした。 ゆっくりと誠悟の指先が鈴蘭の中心を撫で上げると、とろりと先端から滴が滴り落ちた。 「誠悟のも、見せて……?」 鈴蘭が強請ると、誠悟は自分の衣服を上から順に脱ぎ始めた。 自分より逞しい胸筋にそっと鈴蘭は指を這わせる。 ドクドクと通常より遙かに速いリズムで誠悟の胸の音が指先に伝わってきた。 その指先の動きに反応して、誠悟は眉間にしわを寄せ熱っぽい視線を鈴蘭に落とした。 誠悟が興奮しているのが如実に伝わってきて、鈴蘭の心臓も破裂しそうなほどに鼓動した。
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