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腿に誠悟の熱があたり、そこへそっと手を添わせた。 布越しにも火傷しそうなほどの熱がこもっているのが伝わってくる。 ベルトを外しズボンのフロントを開いて、鈴蘭は手を潜り込ませた。 むっと蒸れた空気と膿んだ熱。 誠悟の剛直な昂ぶりを握りしめると、自分の手のひらより遙かに高い体温が肌を灼くようなそんな感覚。 「あ……、鈴……」 はあっと重い息を漏らし誠悟は目を細めた。 丸めた手のひらで上下に擦ってやると誠悟のそこはびくんと震えながら涙を流した。 「ん、う」 誠悟が喉の奥で呻く。 放出を堪える男臭い表情を、鈴蘭はうっとりと見つめた。 きゅっと閉じられた誠悟の瞼が少し持ち上がり鈴蘭の顔を見たかと思うと、同じように誠悟も鈴蘭の熱を握りしめた。 誠悟の手のひらにすっぽりおさまるサイズの昂ぶりは、誠悟の手の動きによってぐじゅぐじゅと卑猥な音をたてた。 「あっ、や、あ、あんっ……」 鈴蘭は身を丸めて震えた。 何もかも誠悟とか初めての経験で、誠悟だってそうだと言っていたのに、誠悟の手つきは鈴蘭よりも慣れていて快感の極みへと追い詰めてくる。 必死に誠悟の熱を握りしめていた手は力が抜けてしまい、鈴蘭はされるがままに悶えた。 「ああっ、あっ、あっ──」
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