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その後警察に着いてからは、2時間くらい怖そうな顔の警察官から事実聴取のようなものを受けて終わった。
また何か危害が加わりそうなことがあったりしたら、すぐに警察に相談するようにと言われて少し安心した。
「意外と時間かかったね～1時間くらいで終わるかと思ってたけど」
「さすがにちょっと疲れましたよね。警察って初めて来たけど、なんか凄い緊張しちゃいました」
自分が悪いわけではないのに、警察にいて警察官と話していると悪いことをしたような気分になる。
終わったときには、心底ほっとした。
できればもう来たくない……。
「腹減ったから飯でもどう？って言いたいとこだけど、タケルに怒られそうだから誘うのやめとくよ」
爽やかに笑いながらそんな事を平気で言う仙堂さん。
どんな反応したらいいのか、困る……。
「ここから1人で帰れる？俺、今から彼女の家行くから」
「帰れます。今日は本当にありがとうございました！心細かったんで仙堂さんが一緒に来てくれて凄く心強かったです」
1人でここに来ていたら、2時間怯えっぱなしだったかもしれない。
鳴海さんは、私が心細いのをわかってて仙堂さんに一緒に行くように頼んでくれたのかな。
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